加納朋子

1966年、福岡県北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部文芸科卒業。


螺旋階段のアリス
文芸春秋 (2000.11.20)

『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』にちなんだ(?)、 日常の謎的なミステリー短編集。 某大手企業の導入した『転身退職者支援制度』、つまり体の良い 早期退職者募集を利用して私立探偵業を始めた仁木順平。 そこに迷い込んできたのは、一人の少女・・・市村安梨沙。 いろいろあったものの、彼女を助手として活動を続ける・・・


ぐるぐる猿と歌う鳥
講談社 (2007.7.25)

東京から北九州へと引っ越して来た新五年生の高見森と両親。 社宅の隣には同級生の佐久間心が、 近所には登校班の班長で新六年生の竹本篤樹を長男とする男5人兄弟、 副班長で同級生の十時あやが住んでいた。 そしてパックという良く分からない少年も。 彼らは、ぐるぐる猿と歌う鳥を見つけ出し、図書室の暗号を解き、 社宅のユーレイを演出する・・・


掌の中の小鳥
東京創元社 (1995.7.25)


スペース
東京創元社 (2005.5.28)

大晦日、母に買い物を言われて出かけて行ったデパートで、瀬尾さんに出会った。 実は、松の葉を公園かどこかから取ってくるように言われたのだが、 そんな事は面倒だと思っていたら、デパートの正面の大きな角松が目に入り、 ちょっとだけ失敬したのだ。 そしたらそれを、バイトで警備員をやっていた瀬尾さんに見つかってしまったのだ。 正直に理由を話して許してもらったのだが、その別れ際、どさくさにまぎれて 手紙を送るからと言ってしまった・・・


てるてるあした
幻冬社 (2005.5.25)
その時は、突然やって来た。 借金取りが突然あらわれ、毎日取立をしにやって来る。 しかたなく、雨宮一家は夜逃げをすることになった。 照代はせっかく、高校受験に受かり、すぐに入学するはずだったのに・・・


魔法飛行
東京創元社 (1993.7.16)


いちばん初めにあった海
角川書店 (1996.8)


ガラスの麒麟
講談社 (1997.8.25)


ななつのこ
創元推理文庫 (1999.8.20)・・・東京創元社 (1992.9)
作中作の『ななつのこ』。 主人公で気の弱い、しかし心の優しいかけるくんは、サナトリウムにいる女の子の あやめさんから、日常のいろいろな謎を解決してもらうという七作の短篇集。 その作者にファンレターを書いた入江駒子。 全く期待していなかったが、思いがけずに作者の佐伯綾乃さんから返信が届いた。 ファンレターに書いた日常の中の謎に、解答が付いて。。。 それ以来、手紙のやり取りが続くが・・・


ささらさや
幻冬社 (2001.10.10)



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